知ってる?ウナギの数が激減していること。
ウナギといえば土用の丑の日。
夏に暑い時期を乗り切るために奮発して食べる人も多いと思う。
実は土用の丑の日は夏だけじゃなく、他の季節にもあるの知ってた?
■2018年の土用の丑の日一覧
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冬:1月21日(日)、2月2日(金)
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春:4月27日(金)
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夏:7月20日(金)、8月1日(水)
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秋:10月24日(水)、11月5日(月)
しかし、この記事で伝えたいことはウナギが将来いなくなってしまうかもという話だ。
夏の土用の丑の日には丼モノチェーン店や、大型スーパー等に競うように
安く並べられているウナギがまさかいなくなってしまうなんて考えたこともないだろう。
昭和の中頃にはウナギが100万、200万トンと採れていたのに対して
平成に入る頃には10万~30万トンの漁獲量に減っていたのだ。
(参考:ウナギに関する情報:水産庁)
そのため、2014年6月にはニホンウナギを絶滅危惧IB類に指定されていて、
専門家たちも今まで水産庁や漁業関係者に資源管理をきちんと行ってほしいと
将来、鰻は絶滅してしまうとずっと訴えてきたのだ。
そして、2018年なり最近入ったニュースはこれだ
シラスウナギ“記録的”不漁、静岡で昨年比0.04%
昨年の2000分の1に近い状況。あくまで昨年との比較。
他県でも同様に大幅な減少が顕著に見える。
ウナギの供給に影響か 稚魚のシラスウナギ 極端に減少 | NHKニュース
今までのようにチェーン店で安く売り叩く現状では絶滅待ったなしではないだろか。
各種メディアでは高騰から漁業、食品関係者に影響を心配しているが、
一度絶滅したらウナギはこの先食べることが出来ないのだ。
そんな世界は嫌だ。早く現状の認識を改め、持続的な資源管理をしてほしいと思う。
以下は絵本作家・かわさきしゅんいちさんによるウナギの現状を書いた漫画。
ぜひ窮地に立たされたウナギの現状を知ってほしい。
来年に向けてシラスウナギ漁が解禁したとのことでウナギ漫画再掲。大切なことはまず知ること。土用の丑の日、スーパーの格安養殖ウナギ、もういらないよ。 pic.twitter.com/noF4AObrrJ
— かわさきしゅんいち -絵本作家- (@nupotsu104) 2017年12月27日
この漫画に描かれているようにウナギにまつわる話は暗い。
「かつて土用の丑の日なんて文化もあった」そんな風にならないことを祈るばかりだ。